宇和島市では、温暖な気候とリアス式海岸の地形を活かし、様々な第一次産業が盛んです。海では良質な真珠やタイ、ハマチの養殖が行われ、陸でも約20種類にも及ぶ多種多様な柑橘の栽培がされており、全国でもトップクラスの生産量と品質を誇ります。この特徴的な柑橘栽培は、多くの農家が挑戦し続けており、その情熱と技術の結晶が、一つ一つの柑橘に宿っています。

しかしながら、本市の柑橘産業は、急速に進む人口減少や高齢化、さらには自然災害などによる担い手不足に直面しています。そこで、「宇和島市柑橘農家の担い手育成プロジェクト」を実施し、柑橘農家の担い手の確保と育成を加速させるための施策を展開しています。

「みかん学校」は本プロジェクトの一環として、JAえひめ南管内で柑橘栽培を開始したい方やこれから始めようとしている方を対象に、柑橘栽培の基礎知識や 栽培技術を習得する講座(講義・実習)を開催するものです。